枕が合わない方へ抱き枕のすすめ

睡眠

 皆さんは自分の使っている枕が合っていますか?枕は寝る姿勢によってどういう枕が合うか決まります。大抵の枕は仰向け用に作られており、仰向け以外の人は中々最適の枕が見つけられないと思います。私はずっと枕が合いませんでした。二年ほど前に抱き枕を購入し、今では普通の枕は使わず抱き枕だけ使っています。
 抱き枕を枕の一部に認識していない人も多いと思います。2006年のネット調査によると抱き枕使用率は8.4%です。使用率が少ないので抱き枕のことに詳しく無い方がほとんどでしょう。そんな方向けに、なぜ抱き枕をおすすめするのか?どういう方に抱き枕をおすすめするのか?を今回記事にすることにいたしました。

寝る姿勢について

 人が寝るときの姿勢を仰向け、うつ伏せ、横向きに分類されます。あなたはどの姿勢で寝始めるでしょうか?2014年のマイナビニュースの記事に記載してあります。(※実際に調査したのは株式会社 オークローンマーケティング)
 この記事のまとめかたが、ちょっと扱いづらいので、こちらで扱いやすい表にまとめました。(満足度ごとの寝る姿勢の割合⇒寝る姿勢ごとの満足度に変換など)

 表の見方を一応解説します。1,036人に複数回答で聞いて、仰向けで寝ることがある人は581人です。全体の56.1%の人が仰向けで寝ることがあると回答しています。(複数回答なので各寝方の合計は100%を超えます。)仰向けで寝ることがある人の内で寝る姿勢に大満足と答えた人が8.3%という見方になります。またうつ伏せで寝ることがある人の内26.0%の人は入眠時の姿勢で腰に痛みを感じるとのことです。その他の方法で寝ている人(座り寝とか立ち寝とかですかね?)の中で入眠時の姿勢で痛みを感じる人はいないということですね。
 このマイナビニュース結果からほぼ半数の人が仰向けで、もう半分の人が横向きで寝るようです。また、寝る姿勢に不満を持っている人は1,036人中347人います。約3分の1の人が寝る姿勢に不満を持ちながら寝ています。仰向けの人に比べて、横向きうつ伏せ寝の人の方が寝る姿勢に不満を感じているようです。なぜ不満を抱えているのに横向きで寝るのでしょうか?

仰向けで寝ることのデメリット

 その原因の一つに仰向けで寝ると『いびき』をかくというのがあると思います。『いびき』は一緒に寝ている人にとっても迷惑ですし、その音で自分の睡眠の質を下げてしまっているのです。そもそも『いびき』をかく原因は仰向けで寝ることにより舌が落ちてきて気道を狭めて呼吸しずらくなっているためです。気道が狭くなっているためいつもより強い呼吸をしており、大きな音になっています。『いびき』は凄い体力を使うため、寝てもなかなか疲れが取れなくなってしまいます。『いびき』は自分ではなかなか気づきません。人に『いびき』をかいていると指摘されて気づくケースが多いです。
 仰向けは寝始めは体重を体全体で分散するために痛みや不満が少ないですが、気づかない内に睡眠の質が悪くなっているのです。では横向きで寝ればいいかというと横向き寝にもデメリットがあります。

横向きで寝ることのデメリット

 横向き寝では仰向けのように舌が下がって気道を狭めることはありません。ほとんどの人は『いびき』をかきません。しかし、横向きは体重を体の片側で受けることになります。特に横向きで寝ている場合は頭の位置が高くなります。この重い頭を支えるほど高い枕は中々ありません。たとえ枕を高くしても、今度は寝返りの邪魔になります。この頭の重さを支えるのは肩になります。横向きは肩を痛めやすく、肩こり、首こりの原因になります。上の表を見ても他の寝方に比べて横向き寝の人は肩と首が痛い割合が多くなっています。
 もう一つうつ伏せ寝についても見てみましょう。

うつ伏せで寝ることのデメリット

 うつ伏せ寝は全体の4.8%とかなり少数派になります。これは、息がしにくいというのが大きな理由だと思います。そして、枕はかなり低くないと合いません。私もうつ伏せ寝派(首だけ左向き)だったのですが、合う枕がありませんでした。うつ伏せ寝は寝返ると横向きになりますが、横向きになると今度は一転して高い枕が必要になります。これを満たす枕は中央が凹んでいて左右が高い枕ですが、寝ているときに枕の最適な位置に合わせて寝返りをうつことは困難です。また背骨のS字カーブが失われ、平背といわれる状態になり、腰痛を招きます。
 結局どの寝方にもデメリットは存在します。しかし、抱き枕を使うとこれらの悩みを解決することができるのです!

抱き枕をおすすめする理由

 抱き枕を使うとき、横斜め下向き寝になります。体を斜めにしてその斜めの下に抱き枕が入る形になります。当然、仰向けの時にあった気道が狭くなることや、うつ伏せ寝の息苦しさはありません。横向き寝のデメリットである体重を肩だけで支えることがなくなり、抱き枕を通して体全体に体重が分散されることになります。また、胸部が抱き枕に乗っているので、首も自然と抱き枕に乗せることができます。
 そして、抱き枕のメリットとして姿勢の調整幅が広いことが言えます。人によって、日ごとによって眠りたい姿勢は変わるものですが、抱き枕は自分の眠りたい姿勢にフィットしてくれます。私は抱き枕を使ってから寝るときに体が痛くない姿勢を見つける時間が格段に減りました。皆さんも寝つきが悪い夜に、この痛くない姿勢を探す経験あると思います。少し寝たら痛くなってきて気になって眠れず、姿勢を変えるけど、少し経つとまた痛くなるという経験ありませんか?これが抱き枕を使うと無くなります。

おすすめする抱き枕のタイプ

 抱き枕をおすすめする理由はわかっていただけたと思います。しかし、抱き枕にも色々な種類があり、中にはあまり使えない抱き枕も存在します。私がおすすめする抱き枕は柔らかめのタイプです。自分の体重を乗せたときに形がほとんど変わらないような硬めの抱き枕は体にフィットしてくれません。
 また、単純なストレートタイプよりL字型(7字型)の方がおすすめです。曲がっているところが上手く首にフィットしやすいようになっています。色々な姿勢に応用できますし、寝返りをうって仰向けになり抱き枕から離れても枕が付いていて首を痛くしにくいです。

私が愛用している抱き枕はこれです。ちょうどいい柔らかさで、頭を置く部分の長さもちょうどいいです。また、カバーの素材が気持ちいいです。

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まとめ

  • 3分の1の人が自分の寝ている姿勢に不満を持っている
  • 仰向けで寝ると気道が狭くなり睡眠の質が低下する
  • 横向き寝は肩、首への負担が大きくなり痛くなる。高い枕が必要
  • うつ伏せ寝は息がしにくい。腰痛になりやすい。低い枕が必要
  • 抱き枕は体にフィットして体重がうまく分散される
  • おすすめの抱き枕は柔らかめのL字型タイプ

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